こんにちは!
ハンドメイド工房虹雨(R&R)の雨(あめ)です。
今回は、釣行時に必携になりつつある熊撃退スプレー用のレザーホルスターを作ってみたいと思います。
自分用ですが修正を加えながら何個か作成して販売もしていこうと思います。
この記事を読むと熊撃退スプレーのレザーホルスター(ホルダー)の作り方について概略の作業工程が理解できると思いますが…かなり端折ってしまうかも知れないのでお許しくださいね!
革の仕入れ先は?
- 最近、和乃革さんから仕入れた本ヌメ革がお気に入りで使っています。
- 和乃革さんで販売されているヌメ革は、姫路にある株式会社山陽さんという110年以上の歴史あるタンナーさんです。
- 和乃革さんはこちら!
- 山陽さんはこちらから!興味のある方は是非訪問してみてください。
- ピット槽鞣しをしている数少ないタンナーなのでとても貴重な存在だと思います。
- 実際、使用してみると床面とコバの処理が今まで使っていたヌメ革よりも断然綺麗で尚且つ、作業が早くなりました。
- 今回使っている本ヌメ革は、生成(ナチュラル)で染色する際も気持ちよく、スゥっと染み込んでくれます。
- 今後しばらくはこの革を使っていこうと思います。
型紙の作成
- 型紙を作る場合、一番手っ取り早い方法が、本体に合わせるて取るのがいいと思います。
- 雨の場合、A4用紙を使って本体から型取りしてから模型を作成し、それを元にjwcadで作図しました。
- jwcadで作図と言っても我流なのでかなりアバウトで自分だけがわかればいいというレベルです。
- 実物に合わせて型取りするので作りながら微修正していますが使い物にならず最初から作り直しってことは多々あります😭
- それでもいいから欲しいという方がいればコメントをいただくか、Instagramを(rainbow_rain2019)フォローしていただいてDMをいただけたらPDFデータを無料で差し上げますのでお問い合わせください。
材料の裁断から床磨きとコバ磨き
- jwcadで作図した型紙を厚紙に糊付けしてカットし、これをもとにして少し大きめに革を裁断します。
- 大きめに裁断する理由は床面を磨いたり染色すると材料が縮むので下処理が終わるまでこのままです。
- 部品の数が多いとトコ面の処理がかなり大変ですが、ピット槽鞣しされた革はかなり作業時間を軽減させてくれます。
- この画像はレザーホルスターの本体部分ですが、CMCで軽く磨いただけでピカピカになりました。
- 全ての部品のトコ面を磨いたら、型紙に合わせて裁断します。
- 型紙を使って裁断しますが革を貼り合わせてから裁断した方がいい部分は残しておきます。
- 特に本体の背面部品と前面部品の接着部分はやや大きめに接着して手縫いした後にまとめて裁断した方がコバ面も綺麗になります。
- ただ、革が分厚くなるので裁断の際は一度で裁断しようと考えず何度かに分けて裁断します。
組立順序の考察と縫製作業
- 部品の床磨きとコバ磨きが終わったら、組立の順番を確認したから手縫いします。
- まずは本体表面の上下辺の飾りステッチを入れてから型紙からジャンパーホックの位置をマークしてオス部品を取り付けます。
- 次にベルトとトリガーガードをゴム糊で仮止めして縫い合わせます。
- 本体背面とトリガーガード、ベルトループと底面を取り付けます。
- 最後に本体背面と前面を取り付け、余分な耳を裁断し、コバを磨いて完成です!
まとめ
- 最後はかなり端折ってしまいましたが正直なところ時間がなくてこんな感じになってしまいました。
- 今回、一番苦労したのはトリガーガードの取り付けと本体を筒状に縫い合わせるのがめっちゃ苦労しました。
- トリガーガードとベルトループはもう少し改善の余地がありそうです。
- 型紙と組立順序ももうちょっと修正点がありそうです。
- 2mm厚のヌメ革を直角に曲げるのは難儀な作業ですが少し大きめに裁断しておいて縫い付けてから裁断すると綺麗になりますね!
- 今回作成した熊撃退スプレー(カウンターアソールトCA230)用のレザーケースはハンドメイド工房虹雨とGO-SLOWさんのショップで販売中ですので興味のある方は覗いてみてくださいね!
- ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
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