五助屋レザーさんのレースメーカーを使ってみた!

レザークラフト

こんにちは!

ハンドメイド工房虹雨(R&R)の雨(あめ)です。
今回はYouTubeで見つけた五助屋レザーさんのレースメーカーを頼まれてもいないのに勝手に紹介したいと思います。

趣味でレザーレースを作る分にはちょっと高額な出費になるかもしれませんが、販売目的やレザーレースをたくさん作りたい人にとっては超オススメの一品だと思います。

雨はレザーレースを作るのに今まではクラフト社のレースメーカーを使っていました。

クラフト社のレースメーカーは手軽にレースを作ることができるし、大量のレースが必要でなければこれでも十分かも知れません。

一番のメリットは、価格が安く1500円前後で入手可能ですし、YouTubeで検索すれば使い方の動画もありますので手軽にレースが作れるってことでしょうか?
実際、雨はこれでしばらく対処してきたのでお勧めの一品でもあります。

ただ、デメリットというか弱点を書かせていただくと、替え刃に専用刃が必要なので付属している刃がなくなると別途購入が必要です。

よって消耗品度が高く数多く作りたい人にとっては弱点になるかなと思いました。
また、革の厚さや、種類によってはレースを作れなかったり、難しかったりもするのである程度の経験と熟練を必要とする場合があります。

今回は、五助屋さんのレースメーカーの購入に至った経緯と使い勝手などについて触れてみたいと思いますので最後までお付き合いよろしくお願いします。

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絶対欲しい!と思った五助屋さんのレースメーカー

  • ハンドメイド工房虹雨では、ランディングネットの紛失防止用レザーコード(レザーチェーン)を作成販売していますが、実はレザーレースを作るため四苦八苦しておりました。
  • 前振りでも書きましたが、今まで使っていたクラフト社のレースメーカーに限界を感じていて、もっと効率よく、クオリティの高いレースをたくさん作りたいと思い始めていたころ、五助屋さんのレースメーカーを見つけたんです。
  • レースメーカーはBASEに出店されている五助屋レザーさんで購入しました。
  • まず、購入する前に感じたこと・・・絶対欲しい!けどメッチャ高ィィィ!
  • 税込み28,600円、送料全国一律550円、合計29,100円・・・(2022年4月現在価格なので変動があったらごめんなさい。)
  • でもね・・・五助屋さんのYouTubeをみて雨にとってこれは絶対最高の一品になると感じて購入に至りました。
  • BASEの五助屋レザーには在庫がなかったのですが、入荷したら通知が来るように設定をしておいたら1〜2週間ほどで入荷のメッセージが届き即購入しました。
  • 多分、私以外にも欲しい人はたくさんいると思うので、こんなに早く手に入るなんてラッキーだと思います。
  • 見た目は単純な作りなので29,100円は高すぎると思う方も多いかも知れませんが単純さゆえにその緻密に計算され尽くされ、しかも痒いところに手が届く素晴らしい逸品だと思いました。
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五助屋レースメーカーのデメリット

  • まず、メリットを書く前にデメリットを書いていきます。
  • 何故か?というと五助屋レースメーカー超初心者の雨が使ってみて、実はデメリットをあまり感じなかったということです。
  • ひとつ書かせていただくと「危険!?」・・・なんだそれ?
  • 実は一発目の作業でカッターの先端にチクっと触れてしまい、ほんの少しだけ流血したんです。
  • これはデメリットと言えるのか?
  • 嫁さんから、どんクサイねと言われました。🥹
  • 刃物を扱う道具の何たるかを忘れて作業に取り掛かった、どんくさジジイの失敗なのでデメリットと言われたら五助屋さんの名誉にかかわるかも知れませんね・・・ごめんなさい。
  • でもね…本当に気を付けて使わないと大けがをする可能性がありますので私の二の舞にならないよう敢えて書かせていただきました。
  • 一度痛い目に合わないと学習しない雨にとっては最高の教育になりました。
  • デメリットをもう一つ…価格が高い?
  • これまた五助屋さんに言わせるとふざけんなと言われそうですが入手するまでにかなり迷った点でもあります。
  • 発案から設計、アルミの削り出しから何度も改良を重ねて作られたのが素人目からも感じ取れたからこそ購入を決意しましたが根っからの貧乏性の雨には高いなぁ…と感じてしまいます。
  • 危険?価格が高い?とふたつのデメリットを考えてみたのですが中々見当たらず無理矢理書いた印象になってしまいました。

五助屋レースメーカーのメリット

  • いよいよここからが本番です。
  • メリット①…市販のカッター刃が使える。切れ味と強度を追求するとそこそこ良い刃を使う方が絶対いいと思いますが、刃の交換頻度上げればぶっちゃけ100均のカッター刃でも使えるってところがすごくイイと思います。
  • メリット②…レースの幅が自由に変えられる!あまり幅を狭くすると千切れる可能性がありますが、幅50mmくらいのベルトまで可能だと思います。
  • メリット③…ハギレの有効活用ができる。革細工をしていると必ずと言ってイイほど沢山のハギレが出てしましいますがこれをレースに変えてしまうとかなりかなりコスパが良くなります。しかしながらあまり小さいハギレだと短いレースしかできないので、どこに妥協点を持ってくるのかが重要だと思います。
  • メリット④…レースの幅と厚みの微調整ができる。
  • メリット⑤…べべリングができるので革紐を編んだ時にコバ面が見えづらくなって仕上がりが綺麗になる。
  • メリット⑥…レースメーカーを固定できる机やテーブルがあればどこでも使える。
  • 今現在気がついているメリット、デメリットにについて書いてきましたが今後気が付いたことがあれば追加しようと思います。

雨なりの五助屋レースメーカーの使い方

  • 準備する道具はレースメーカー、付属の六角レンチ、カッターの替刃、CクランプがあればOKですが、できれば円切りカッターがあればなお良し👍
  • 材料は0.5mmくらいの薄い革から4mm厚くらいまでは対応できると思いますが厚くなればなるほど抵抗が大きくなるので2mm〜3mm厚がイイと思います。
  • 3mm厚でもかなりの抵抗があるので刃を頻繁に替えることをおすすめします。
  • ハギレから円切りカッターで丸く切り出します。
  • 完全な円でなくてもレースはできますが角があると難しく、円弧になっていてもRが小さいと難しくなるので円形に切り出したハギレをおすすめします。
  • 材料の大きさは欲しいレースの長さによりますが、最低でも直径10cm以上あった方が作りやすいと思います。
  • 今回は5mm幅にカットしてから両側を0.5mmづつ調整カットで4mm幅にし1.5mm厚に漉いてからべべリングします。
  • 丸くカットした革に外縁が5mmの位置に印をつけ、そこから外縁まで滑らかなテーパーを意識しながらカットします。
  • 意外とこのテーパーが難しく、カットした部分がガタついてしまうと最後まで影響してくるのでできる限り滑らかなカットに心がけたいものです。
  • レースメーカーにカッター刃をセットします。
  • カッターの刃は9mm幅の標準サイズを2節折ってセットすればOKです!
  • テーパーにカットしたレース先端からレースメーカーにセットします。
  • 5mm幅のレースがピタッとハマる位置でガイドを固定します。
  • レースの幅を決定する重要ポイントなので慎重に作業します。
  • ガイドの位置が合っていないと幅の違うレースができてしまうので端材などで試し切りするのがおススメです。
  • 今回は直径11cmの革から5mm幅で切り出したところ約2m20cmのレースができあがりました。
  • 最初に切り出した5mm幅のレースはガタツキがあるので、片方のコバを0.5mmづつ調整カットしてコバを整えます。
  • この作業が一番気持ちいいかもしれません。
  • 次にレースにするには若干厚いので漉き作業をします。
  • けが防止のため一旦カッター刃を外し、Cクランプを外してガイドの前後を反対に取り付け漉き作業バージョンに変更します。
  • レースの先端をカッターで10~20㎜任意の厚さに漉いてからレースメーカーにセットします。
  • あとは左手親指で固定しながら右手で引っ張ればレースの漉き作業が完了します。この作業も気持ちいいです😊
  • そして最後はべべリング…聞いたことのない言葉でしたがやってみるとなるほどって感じになります。
  • ようは切り出したレース床面の両側を斜めにカットすることによって編み上げた時にコバ面が見えづらくする作業です。
  • カッター刃を外し、Cクランプを外し、ガイドの向きを変え、カッター刃を斜めにセットします。
  • レースの床面を上にセットし、ガイドの位置を調整してレースの先端を引っ張るとべべリングができます。
  • べべリングは繊細な調整が必要なので慎重な操作が必要です。
  • これで完成ですがこの後、染色したり左右両側のコバ面を抑え込んめばレースを編んだ時にコバが見えづらくなります。
  • 今回作成したレースを使ってランディングネット紛失防止用のレザーコード(レザーチェーン)を編んでBASE内のハンドメイド工房虹雨で販売中ですので気になった方はぜひ覗いてみてくださいね!

使用上の注意事項

  • 4mm厚くらいの革でもレースは作れますが革が厚いとその分抵抗が大きくなるので結構大変かもしれません。
  • レースメーカーを固定する際、別売のCクランプで直接固定するとレースメーカー本体に傷が付くので革のハギレで保護した方がいいと思います。
  • 五助屋さんも注意喚起していましたが、ケガの可能性を減らすためにまず一番大切なのは作業内容を変換する場合は必ずカッター刃を外すこと。
  • カッターの刃を取り付ける際、刃の先端を下側にすることでかなり危険度を下げることができます。
  • カッターの刃先の尖った方を上にする必要がないのと、こうすれば少しくらい触れてもケガの可能性がかなり減ると思います。
  • ここまで読んでいただきありがとうございました。

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