こんにちは!
ハンドメイド工房(R&R)の雨です。
以前にも書いたことがあるレザーコード(レザーチェーン)の作り方について書きますが、今回はナスカンのそばに花梨バール(瘤)を使ったビーズを入れてインパクトのあるアイテムに仕上げる方法に特化してご紹介したいと思います。
花梨バール(瘤)を入手するのはなかなか難しいと思いますが、ホームセンターなどで売っている杢目のきれいな材を使って作ればそれなりにできるので是非挑戦していただきたいと思います。
極端な話し、その辺に落ちている流木なんかでもイイかもしれないですねぇ…
たたし、ビーズを作るには木工旋盤や電動ドリルなどの道具がないと辛い作業になるので道具の導入についても一考を要するかなと思います。
レザーコードを作るために必要な材料と道具や作り方についてはランディングネット紛失防止用レザーチェーン(レザーコード)の編み方を参照していただければと思います。
花梨の端材からビーズを作る!
- 花梨バール(瘤)って簡単には入手できる代物ではないってことだけはご承知いただきたいと思います。
- 私の場合、ランディングネットのグリップ材に使うために仕入れています。
- 仕入れ先はお馴染みのAkasaka wood worksさんです。
- 100mm×300mmくらいの大きさで安い物でも約3,000円くらいから5,000円程の価格帯です。
- もっと高価なものもありますが勿論、大きさや杢目の美しさなどはそれぞれなので、材料選びをどこまでこだわるかで出来上がりにもかなりの差が出ます…
- 今回はそのランディングネット作りで出た端材の有効利用方法なのでちょっと脱線してましたね😭
- まずは端材の中からビーズが作れそうな大きさの物を選び、木工旋盤にセットします。
- 出来るだけ均一な棒状になった方が作業は楽だと思います。
- 材料の両端はコレットチャックに挟んだり、押しセンターで押さえたりするのでビーズが何個できるか考えておく必要があります。
- 今回は5個のビーズを作ります。
プロクソン ウッドレースDXの紹介
- 木工旋盤はプロクソンのウッドレースDXにオプションの三爪ユニバーサルチャックと押しセンターDXを付けて花梨バールの端材をセットました。
リンク
リンク
リンク
- 押しセンターにはミニウッドレース用とウッドレースDX用でサイズが違うので注文の際は、間違わないように注意が必要です。
- 木工旋盤を使ってはいますが、ウッドバーニング超初心者なので何度も失敗しながら試行錯誤中です。
- ウッドレースDXの詳しいレビューについては機会を見て書いてみようと思います。
- ちなみにプロクソンのウッドレースDXには、3種類のナイフが付属しますが、ちょっと固い木を削るとすぐに刃がダメになるので雨はSK11 ハイス鋼 木工旋盤用バイト 3本組を使っています。
リンク
- このSK-11の木工旋盤用バイトはハイス鋼を使っているの切れ味はもちろん、危険度も段違いに改善するので取り入れるべきだと思いますね!
電動ドリルの活用
- 木工旋盤を持ってるよ!って方はイイですがほとんどの人は持ってないと思うので安い電動ドリルを活用すれば簡易的な木工旋盤として活用できると思います。
- 上の画像のように必要サイズの穴を開けた材に使わなくなった竹製の菜箸を刺して電動ドリルに固定し、回転させると簡易的な木工旋盤になります。
- 電動ドリルの場合は複数削ることはできませんが、ある程度手作業で形を作ることができれば使えそうですよね?
- 作業効率と出来栄えは手作業と比べれば絶対的に電動ドリルに軍配が上がると思います。
- 私の場合は、ある程度木工旋盤で形を作ってから仕上げ削りの段階でこの作業を取り入れてます。
- それと、コーティング途中にビーズの表面を整えるのと、最後の磨き作業にも取り入れてます。
- 仕上げ削りが終わった状態です。
- 穴の位置が若干ズレてしまったものもありますが特に問題ないです。
- 今後、穴あけ作業やり方を考える必要がありそうです。
木固めとコーティング
- 仕上げ削りまで終わったビーズを木彫りオイルにディッピングして浸透させます。
- 100円ショップで入手したセムクリップを伸ばして先端を短くL字に曲げ、穴の中で突っ張るように入れるとこのように固定できます。
- これを木彫りオイルに半日から一日漬け込んでオイルの浸透を待ちます。
- 木彫りオイルは近所のホームセンターで入手できます。
- 材料が小さいので長時間漬け込む必要はないかも知れませんが、防水強化と破損防止を考慮すると案外重要な作業だと思います。
- 半日から一日漬け込んだら液だれを取り除きながら乾燥させます。
- 液だれをティッシュペーパーで吸うとティッシュペーパーの埃がついてしまうことがあるので比較的高級なティッシュペーパーを使うか、爪楊枝やボドキンなどで根気よく取り除くことをお勧めします。
- あとは、セルロースセメントにディッピングを繰り返して鏡面仕上げします。
- 今回は10回ディッピングしました。
- 一日に2~4回ディッピングしつつ、高番手のサンドペーパーなどで整えながら作業するときれいな仕上がりになります。
まとめ
- 今回は、ビーズの作り方に特化して記事をまとめてみました。
- 基本的にはランディングネットの作り方とミノーの作り方を応用して作業しています。
- 木工旋盤の技術が上がればリールのハンドルノブも作ってみたいですね!
- 今回出来上がったビーズをレザーチェーンを編むときに使えば中々インパクトのあるものができるので是非挑戦していただきたいです!
- レザーチェーンの編み方についてはこちらのランディングネット紛失防止用レザーチェーン(レザーコード)の編み方を参照してください。
- ここまで読んできただきありがとうございました。
- ご意見、ご質問等ございましたらこちらからコメントいただけると嬉しいです。
コメント