ランディングネット紛失防止用レザーチェーン(レザーコード)の編み方

レザークラフト

こんにちは!

ハンドメイド工房虹雨(R&R)の雨(あめ)です。

今回はランディングネット紛失防止用レザーコード(チェーン)の作り方について書いてみようと思います。

ランディングネットはなくても釣りはできますが、釣りをしていると持っておけばよかったと後悔することがありますよねぇ。

気合を入れてランディングネットを背負い、より良いポイントを目指して藪漕ぎ…気がつくとランディングネットがなくなっていたなんてことないですか?

自分でも何度か引っ掛けて落としたことがあります。でも紛失防止のレザーコードを付けているおかげでまだ紛失したことがありません。

そこで自分だけのレザーチェーンを編んでみませんか?という提案です。

材料は紐条のものであれば革でなくてもいいと思います。

柔軟性があってあまり伸び縮みしないものであればいいと思います。

それでは本題に入ります。

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材料と道具の準備

  • 1〜2mm厚でハリのあるヌメ革
  • 直径が130mm〜150mmのハギレを2枚(直径100mmのハギレでもレースの幅を細くすれば長さ2000mmは確保できるが強度を考えるとレースの幅は4mmあった方がよい)
  • レースカッター
  • 好みの染料2種類
  • 染料を入れるボールか鍋
  • 割り箸
  • ゴム手袋
  • コンパス
  • デザインカッター
  • 鹿角や銘木のビーズがあると高級感が増しますよ!
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革紐を切り出す

  • 革ハギレのセンターを出してコンパスで30mm〜40mmの円を書きデザインカッターで円をカット
  • 円の淵から右回りでノの字を書くように渦巻き状に長さ50mm程の切れ目を入れます。
  • レースの先端をレースカッター4mm幅の位置に奥まで挿入します。
  • レースの先端を手前に引くと革がクルクル回転しながら約4mm幅のレースができます。
  • 文字にすると簡単そうですが、コツを掴むまでは何度も失敗する覚悟が必要です。
  • レースカッターの刃は2mほどのレースを4〜5本ほど切り出すと切れ味が落ちるので積極的な交換をした方が良いです。
  • レースを作る革はハリのあるヌメ革1〜2mm厚が良いと思います。
  • いろんな革で試し切りして経験を積むことをお勧めします。

染色

  • ヌメ革レースの染色は鍋に染料を入れて漬け込むだけでいいです。
  • 画像のように染料が少ないとムラになるので全体的に浸るくらいの量を準備します。
  • 染色できたらゴム手袋を履いて絞ります。
  • 革が渦巻き状になっているので軽く伸ばして陰干しするといいです。
  • 乾燥し過ぎるとスルメみたいにカチカチになるのである程度乾燥したら、ニートフットオイルを塗って乾燥させます。
  • この際、揉んだり伸ばしたりすると柔らかくなった状態を維持できるので必ずやるべきです。

四つ編み

  • ナスカンに長さ2000mm×幅4mm×厚さ2mmのレースを2本通し二つ折りにします。
  • 右奥のレースを左側レースの間から通して右側にクロスさせて押さえます。
  • 左上のレースを右側のレースの間に後ろから回して左側にクロスして押さえます。
  • 右上のレースを左側のレースの間に後ろから回しクロスして押さえます。
  • あとは同じ動作で必要な長さになるまで繰り返すだけです。
  • 編むべきレースは常に左右どちらかの一番上に出ているレースを編むことを意識すれば間違いが減ると思います。
  • 途中、どのレースを編んだらいいかわからなくなっても常に同じ色のレースが同じ方向から出ていることを確認すれば間違いが少なくなります。
  • 出来るだけ緩みがないように締め込みながら編みます。
  • 編み始めはレースが長いので編みながら絡みを解きながら根気よく編むといいです。
  • しっかりと締め込んでいても革の幅や厚みなどの違いによって若干凸凹になりますが完成した後に微調整できるので気にしなくてもいいです。

仕上げ編み

  • 四つ編みが必要な長さまでできたら端末を4本まとめてナスカンに通し折り返します。
  • 仕上げ編みは色々ありますが、一番簡単な編み方は一本のレースで全体を4〜5回巻いて最後のループに端末を挟んでとめる方法がいいです。
  • 解け防止にボンドで補強するといいですね!
  • 最後に完成したレザーコードをテーブルなどの平な硬い面に置いて掌で押し付けながら転がすと革がなじんで凸凹が解消されます。

まとめ

  • ランディングネット紛失防止用コードは革以外でも作れますが、自然素材を使うと愛着の度合いが違います。
  • レザーレースを作るにはレースカッターがあれば簡単にできますがそれなりの経験と熟練が必要です。
  • レザーレースは根気よくやれば普通のカッターでもできます。
  • 染色して乾燥させるとレースが硬くなるので完全に乾燥する前にニートフットオイルを塗布して馴染ませるとしなやかさが継続します。
  • レザーコードの長さは体格にもよりますが700mm〜800mmあれば十分ですが長すぎると邪魔になるので必要の長さを自分の体格に合わせながら調整しましょう!
  • ここまで読んでいただきありがとうございました
  • レザーコードの編み方を覚えるといろんなことにも応用できるので、是非チャレンジしてみて下さい。

もしもレザーコード(チェーン)か欲しいという方は、ハンドメイド工房虹雨のショップからお求め下さい。一人で作っているので、もしかしたら在庫がないかも知れませんので気になる方は直接こちらからお問い合わせいただくか、頻繁にハンドメイド工房虹雨のショップをチェックすることをお勧めします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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