ランディングネットの作り方  クレモナ糸の染色編

ランディングネット

こんにちは!

ハンドメイド工房 虹雨(R&R)の雨(あめ)です


今回はハンドメイドランディングネット用のクレモナ糸の染色について書きます。
クレモナ糸とは、株式会社クラレさんが開発したビニロンのことだそうです。
しなやかで水切れが良く、引っ張り強度があるのでハンドメイドランディングネットの材料としては1番お似合いですね!

昨今言われるランディングネットのタモの素材についてはいろんな意見があるようですが近いうちに私見を書きたいと思います。

とりあえず私が、使っているクレモナ糸の準備編です。

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クレモナ糸の準備

  • ランディングネットのタモに使うクレモナ糸の太さは細くもなく太くもない4号がいいと思います。
  • 購入はネット検索すればいろんなショップで取り扱いしていますが、ランディングネットの材料と一緒にAkasaka wood worksさんから仕入れています。
  • Akasaka wood worksさんで販売されているクレモナ糸は3号、4号、5号の3種類で200gと500gがあります。
  • ランディングネットをたくさん作りたい人は500g(多分9~10枚編めます)、自分用だけなら200g(多分3枚くらい編めます)がいいと思います。
  • 内径40cm×27cmくらいの大きめなランディングネット用で深さ約50~55cmのタモを編むのに必要なクレモナ糸を約120m巻き取ります。
  • 10~15cm角の適当な段ボール紙に巻くと後で抜きやすいですね。
  • 段ボール紙に巻き取ってループ状になったクレモナ糸をバラケ防止のため、4か所束ねて緩く緩くめっちゃ緩くとめます。
  • 束ねたクレモナ糸の両端がわかるようにテープなどを貼っておくといいですね!
  • 段ボール紙を外すとクレモナ糸の染色準備が完了です。
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染色液の準備

  • 染料が手につくとなかなかとれないので薄手のゴム手袋を履いた方がいいです。
  • クレモナ糸の染色ができる本数は、鍋の大きさと染料の量によって決まります。
  • 私の場合、約3Lの染料液で約120m巻いたクレモナ糸を3本染色します。
  • 染料は、みや古染のポリエステルダイを愛用してますがダイロンプレミアムもいいと思います。
  • リリースネットを染色する時は洗濯ネット(100%ポリエステル)をタモの形に縫製してから同じ方法で染色してます。
  • 使わなくなった鍋に染料と濃色促進剤を20g全部を入れて染色液を作成しています。
  • 以前は、10gずつで染色していましたが、現在はポリエステルダイをひと箱全部使用して染色しています。
  • 3Lの水を入れて染料と濃色促進剤をかき混ぜながら沸騰させザラザラ感がなくなるまでよく撹拌します。
  • 隠し味ではないですが、ここで雨はミカノールを5mlくらい加えています。
  • ミカノールは綿、麻、レーヨン用の色止め材ですが、クレモナ糸にも効き目があるような気がするので愛用してます。
  • これで染色液が完成です。

クレモナ糸の染色

  • 最初に束ねたクレモナ糸を水に浸してから染料に投入します。
  • 染色液の温度を85℃以上に保ちながら沸騰させないように超弱火にして束ねたクレモナ糸を静かに入れます。
  • 染色液をグツグツ沸騰させると糸が絡むので静かに取り扱います。
  • たまに上下を入れ変えて色むらにならないようにした方がいいですね!
  • 糸が絡むとかなり苦労するのでゆっくりと優しく取り扱ってください。
  • 染色時間は30分以上煮込んでから火を止め、染色液が冷めるまで放置します。
  • 放置しながらもたまに上下を入れ替えると更にいいです。
  • みや古染のポリエステルダイは有害物質を含まない肌と環境に優しいECO染料なので染料が冷めたら水を流しながら廃棄してます。
  • 染色液は再利用も可能だと思いますが、使う場合は自己責任でお願いします。
  • 陶器製の洗面台などで流す場合は洗面台まで染めてしまう場合があるので少しずつ排水口に流すと汚れにくくなります。
  • 染料を廃棄した後、クレモナ糸の水分を絞り落として乾燥させます。
  • 絞る時も出来るだけ絡まないようループの形を整えて二本の棒を入れて絞ると絡みにくいです。
  • 水分をある程度切ったらループを整えて状態で乾燥させます。
  • 濯ぎ洗いは編み上がってからの方が楽ですが、このまま編むと手と服に染料で汚れてしまうので、染色後絡まない程度に軽く洗った方がいいと思います。
  • ゴシゴシ洗ってしまうと挫折したくなるほど絡むので静かに静かに超静かに洗ってください。
  • 濯ぎ洗いについては次回タモの編み方編でも書きます。
  • まだ乾いてない状態で見るとレッドと言うよりもワインレッドといった感じでしょうか?もっと赤くなると思っていましたがやってみないとわからないもんですね…

まとめ

  • クレモナ糸が絡まないようにするのは、かなり慎重に取り扱ったとしても、かなり難しいですね。
  • 絡まったとしても根気よく挫折することなく解く努力が必要です。
  • いつか必ず解けます。
  • 染色時ゴム手袋は絶対つけたほうがいいですよ!
  • 洗濯ネット(ポリエステル100%)を使ったリリースネットにも同じ染色方法が使えます。
  • 洗濯ネットで作る場合は、百円ショップの物でも十分クオリティの高いものができるし、最強だと思います。
  • リリースネットとクレモナネットは、やる気になればいつでもリメイク又は作り直しができるので失敗を恐れずガンガン作りましょ!
  • 理想とするカラーになるかどうかはやってみないとわかりません。
  • ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
  • ランディングネットを作りたい人のお役に立てたら嬉しいです😃

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