クレモナ糸の染色方法

ランディングネット

こんにちは!

ハンドメイド工房虹雨(R&R)の雨(あめ)です。

あくまでも雨がやっている染色方法なのでこの方法でクレモナ糸を染色する際はあくまでも自己責任でお願いしますね!

今日はクレモナ糸の染色方法について書いてみようと思います。

以前同じような記事「クレモナ糸の染色編」を書いてますが、併せてそちらも読んでみてくださいね!

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クレモナ糸の準備

  • まずはクレモナ糸をプラ板(25cm×10cmくらい)などに約120m巻き取ります。
  • 段ボールの端材でもいいですが、簡単に折れるし、濡れたクレモナ糸を巻くとヘナヘナになったりするのであまりおすすめできないですねぇ…
  • 巻き取ったクレモナが染色中に絡まないように4か所仮止めします。
  • 仮止め用の糸もクレモナ糸がおススメです。
  • ガッチリ締めてしまうとその部分が染らないのでゆるゆるの状態で縛ります。
  • 一度の染色で120mのクレモナ糸3〜4本くらいが適量かなぁと思います。
  • 今回はオレンジ3本、ブラック3本、ネイビーブルー3本をそれぞれ染めようと思います。
  • これでクレモナ糸の準備は完了しました。
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染料液の準備

  • ハンドメイド工房虹雨ではクレモナ糸の染色に「みや古染」のポリエステルダイを使っています。
  • クレモナ糸はポリエステル100%ではありませんが今のところ問題なく染色でき色落ちも少ないと思うので使っています。
  • ポリエステルダイは染料20g、濃色促進剤20gが入っていますが一回で使い切ってしまいます。
  • 以前、10gで染めていましたが理想的色にならなかったので最近は全部使い切っています。
  • 大きめの鍋に1/3くらい水を溜めて沸騰させ染料と濃色促進剤を一気に入れます。
  • よく攪拌したらクレモナ糸を入れても溢れない程度に水を足して沸騰寸前まで温めます。
  • ここでもよく攪拌した方がいいですネ!

染色開始!

  • 沸騰寸前で超弱火にしてからクレモナ糸を静かに沈めます。
  • グツグツと沸騰させると糸が絡んで大変なことになるので水温を85℃以上保持して30分ほど煮込ます。
  • 煮込中は割り箸などで静かに攪拌します。
  • 30分煮込んだら火を止めて自然に冷めるのを待ってここでは軽く濯ぎます。
  • 濯ぎもクレモナ糸を束ねたまま少量の中性洗剤とぬるま湯かけながら束ねたクレモナ糸が崩れないように搾ります。
  • 濯ぎ洗いはタモが編み上がった状態で念入りにするので軽く2〜3回洗います。
  • このままぶら下げて乾燥させてもいいですがクレモナ糸に癖がついてしまうので一度の巻き直しておいた方がいいと思いますねぇ…
  • 濡れた状態の方が巻き直しがしやすいような気がします。
  • 下記の画像は濯ぎをあまりせずに解いたクレモナ糸を直接床に置いてしまい、こんな状態になってしまいました。
  • なのでしっかり養生するか汚れててもいい場所の選定が大事かなぁ…😭
  • フローリングの上に小さいクッションフロアラグを敷いていたのですが、新しいものに交換する羽目になりました…
  • 気がついたら足の裏まで真っ黒になっていたのは言うまでもありませんね…
  • 床が新しくなったのは嬉しいけど余分な支出になってしまいました。😢
  • 巻き直したクレモナ糸を束ねたまま乾燥させれば染色完了ですね!

まとめ!

  • 4号のクレモナ糸を染色する場合、約120mを取り出していますが、この長さがあれば繋ぎ目のないネットが編めると思います。
  • 雨が使っている網針(あばり)に4号のクレモナ糸を巻くと片方の網針に約60m巻けるので両方併せて約120mになります。
  • 網針の作り方は、網針と駒の準備に書いていますので参考にしてください!
  • 染色後は束ねたままの状態である程度濯ぎ洗いをしないと床や衣服に染料が色移りするので中性洗剤で軽く濯いておくことが大切です!
  • 念入りな濯ぎ洗いはタモが編み上がった状態で洗います。
  • 軽く濯いだら一度巻き直しをしてから乾燥させた方が絡みにくくなりますよ!
  • ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
  • 現在、ランディングネットのリメイクを依頼されて40目40段のタモを編んでいます。
  • 完成したら「虹雨ちゃんねる」で動画をアップしたいと思いますので興味のある方は覗いてみてください!

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