スズメバチルアーとオニグモルアーの作り方…vol.2

ハンドメイドミノー

こんにちは!

ハンドメイド工房虹雨(R&R)の雨(あめ)です。

前回に引き続きスズメバチルアーとオニグモルアーの作り方について書いていこうと思います。

今回はブランクの切り出しについては、vol.1で書いたので、内部構造線(ステンレスワイヤー)の曲げ方からウエイトの調整・埋め込みまでできたらいいなぁという予定です!

それでは本題に入ります。

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内部構造線の曲げ方

  • 雨が作っているルアーの内部構造線は、0.8mmの超硬ステンレスワイヤーを使っています。
  • 今回から使っているのはイシナダ釣工業さんの超硬ステンレス線です。
  • 今まではエヌティスイベルさんのステンレスラインを使っていましたがほとんど同じ価格だったので何か違いがあるのかなぁ?という検証?も兼ねての変更です。
  • ステンレスワイヤーの変更については別に深い意味はありませんが、雨のちょっとした偏屈なところなんでしようか?
  • 少し使ってみたけど…う〜ん…違いがわかる男になりたいけど…全くわからん😂
  • 内部構造線の曲げ方(ステンレスワイヤーの曲げ方)については以前の記事にも書きましたし、YouTube動画にもあげているのでそちらも参考にしてくださいね!
  • 過去記事と過去動画は、スズメバチルアーとオニグモルアーの内部構造線とは若干違うので参考程度にしていただけるといいですね!
  • 45mmスズメバチルアーの内部構造線について簡単に解説します。
  • ステンレスワイヤーの長さは100mmで、治具の両端から出る長さが同じ長さになるように置きます。
  • ベリー付近中央の釘の位置に合わせてワイヤーループプライヤーでV字に曲げます。
  • ワイヤーループプライヤーはP.Tool(ピーツール)さんの135mmってやつですね!
  • ピカピカしてツルっとしているので手に持った感触がめっちゃ気持ちいいです。
  • すぐ上の釘を起点に斜め下に曲げ、フロントアイとテールアイの釘に接触するまで曲げます。
  • この時、手で曲げますが、左右同時に曲げた方が隙間ができにくいと思います。。
  • 次にフロントアイとテールアイを作る釘のところでここも手で90度くらい適当に曲げます。
  • 治具からワイヤーを外し、ワイヤーループプライヤーでアイを作ります。
  • ここはやっぱり動画にした方がわかりやすそうですね!
  • 内部構造線の作り方は色々ありますが、ハンドメイド工房虹雨ではこんな感じで作ってます。
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バルサブランクへ内部構造線の埋込

  • 糸鋸で切出しておいたバルサブランクの両面テープを剥がします。
  • 内部構造線をバルサブランクで挟み、圧着します。
  • 手で圧着してもいいですが確実に跡をつけるには万力やバイスなどを使えばいいです。
  • でも強く圧着し過ぎてバルサ材を圧縮させないように気をつけましょ!
  • 100円ショップの工具コーナーにあるプラスチックの小さな万力でもいいかもしれないです。
  • ちなみに雨は使ったことがないのでご了承ください😅
  • 再びブランクを開いて内部構造線の跡をボールペンなどでなぞってからミニルーターで削り若干拡張します。
  • もう一度バルサブランクで内部構造線を挟んだ時、力を入れなくても接着面がピタッとなっていればGOODですね!
  • バルサブランクの接着面にタイトボンドを塗布し、圧着して乾燥を待ちます。
  • タイトボンドは耐水性のある物を購入してくださいね!
  • この際、溢れ出たタイトボンドをしっかりと拭き取ることが超重要です。
  • ノンアルコールタイプのウェットティッシュで拭き取ると比較的綺麗になります。
  • タイトボンドはかなり強力なので乾燥する前にしっかりと拭き取っておきましょ!

ブランクの形成

  • タイトボンドが乾燥したら粗削りから仕上げ削りまで進めます。
  • ブランクに概略のアウトラインを描いてよく切れるカッターで削ります。
  • カッターで大まかに削ったらミニルーターやサンドペーパーなどを駆使して形を整えます。
  • 簡単に書いていますがこの土台作りが一番重要かもしれませんね!

下地塗装

  • ブランクを削り終わったらシャブシャブに薄めたセルロースセメントで5回ディッピングします。
  • 5回と言わずバルサ材の毛羽立ちがなくなるまでて上下を変えながらディッピングし、乾燥の都度サンディングしてブランクの表面がツルツルになるまで繰り返します。
  • このあとカラーリング作業に行ってもいいですが、できればサフェーサーを塗布してブランク表面の凹凸をできる限り無くしておきます。
  • サフェーサーを塗るとフロントとリアのアイにもサフェーサーがのってしまうのでマスキングするか、塗装前に剥がすかした方がいいです。
  • サフェーサーが乾燥したらエアブラシでセルロースセメントを2〜3回吹き付けてサフェーサーの上からコーティングします。
  • ディッピングしてもいいですがサフェーサーが流れてしまうのでエアブラシで色止めした方がいいです。
  • ちょっと時間がかかりますが、ブランクをディッピングしたあとペインティングクリップで保持してゆっくりと回転させ、ある程度乾燥するまで続けると色流れがある程度抑えられるので自己責任でやってみてください。

ウエイトの調整と埋め込み

  • ウエイトの調整には、できればデジタルスケールの0.1〜0.01単位で測れる物を準備した方がいいと思います。
  • スズメバチ40mmのウエイトはいつもやっている方法で調整します。
  • 透明のプラスチック容器に水を入れ、下地塗装まで完了したブランクのベリーに任意のウエイトをマスキングテープで貼り付けた状態で浮かべます。
  • 一応、フックとスプリットリングをぶら下げた状態でも確認してます。
  • 40mmのスズメバチには4Bのガン玉(1.2g)を使いました。
  • この他にも色々なウエイトを試してみましたが沈みすぎたり浮かび過ぎたりしたので4Bひとつになりました。
  • ウエイトの位置も重要なのでマスキングテープの位置を調整しながら埋め込む位置を決定します。
  • ウエイトのサイズと位置が決まったらブランクに穴を開けます。
  • 穴はミニルーターを使って慎重にあけガン玉がすっぽり入るように調整します。
  • 開けた穴にタイトボンドを流し込んでガン玉を押し込みます。
  • 溢れたタイトボンドはウエットティッシュなどで拭き取って乾燥させます。
  • タイトボンドは固定の意味もありますが穴の中の防水も兼ねています。
  • タイトボンドが乾燥したら木工パテを盛って乾燥させます。
  • 木工パテは乾燥すると若干縮むのでもっこりするくらいがちょうどいいです…ってかアバウトな表現でごめんなさい!
  • 木工パテが乾燥したらサンドペーパーなどで余分な凸凹を削り落とします。
  • これをまたセルロースセメントで数回ディッピングしてウェイトの埋め込みと下地塗装が完了しました。

まとめ

  • 過去の記事とあまり変わり映えしませんが、雨的には、より詳しく書いたつもりです。
  • もしもご質問やご意見などがありましたらお問い合わせからコメントをいただければ嬉しいです。
  • ルアーなどの作り方を公開することにもいろんなご意見があると思います。
  • なぜ雨が作り方や材料や道具を紹介しているかというと自分が作りたくて情報を探しまくっていたからなんです。
  • 雨のように自分で作って釣りをしたいという人のお役に立てればとてもうれしいですね!
  • 今後もできるだけ詳しく情報提供していこうと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
  • 次回は、いよいよ仕上げ塗装とレッグとウイングの取付をしていこうと思います。
  • 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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