ハンドメイドミノーの作り方…ステンレスワイヤーの曲げ方編

ハンドメイドミノー

こんにちは!

ハンドメイド工房 虹雨(R&R)の雨(あめ)です。

前回、ハンドメイドミノーの作り方…準備編を書いたのでデザインと型紙とステンワイヤー治具が出来上がっているという段階からの投稿にしたいと思います。
まだハンドメイドミノーの作り方…準備編を読んでいない方はこちらからどうぞ

もしもハンドメイドミノーに関する質問等ありましたらこちらからどうぞ!

それでは本題に入ります。

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硬質ステンレスワイヤーの準備

  • ハンドメイドミノーに使用するワイヤーは簡単に曲がる軟質のステンレスワイヤーでもできますが、微妙な調整が必要な場合もあるので、天秤仕掛けなどに使用されている硬質ステンレスワイヤーを準備する事を推奨します。
  • ちなみに0.8mmを使ってます。
  • ちょっと高いけど、ここは硬質ステンレスワイヤーを準備しましょう!
  • バランスの良いミノーができてもアイが簡単に曲がってアクションが変わってしまったら意味ないですからねぇ…
  • ハンドメイドミノーの内部構造線?骨格?フロントアイ、ベリーアイ、テールアイ?といろんな言い方があるけど、要はラインとフックをつける輪っかの作り方のことです。
  • 硬質ステンレスワイヤーをミノーの大きさの約2.5倍取り出して準備完了です。
  • ちなみに60mmのミノーを作る場合150mm~160mmあればできます。
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硬質ステンレスワイヤーの曲げ方

  • ワイヤーの曲げる方法は多々ありますが、私の場合治具とワイヤーループプライヤーを使って作っています。
  • ワイヤーループプライヤーにもサイズがあり、135㎜が0.8㎜以下、150㎜が1.0㎜以下対応なので良く確認してくださいね!
  • 雨が使っているのは135㎜の0.8㎜ってやつです。
  • ちょっと脱線しますが、ルアーの内部構造線を曲げるための道具で気になっているのがワンステップルーパーです。
  • ワンステップルーパーは本来、アクセサリーなどのワイヤーを曲げてカットする道具らしいですが、ルアーの内部構造線作りにも使えるんじゃないかなぁ…と考えています。
  • ただ、ステンレス鋼線には対応していないようなので若干の不安はありますが、ステンレスワイヤーをカットしなければ大丈夫なんじゃないかなぁ…
  • ワンステップルーパーは3種類あってループの直径がφ1.5mm、φ2.25mm、φ3mmですが、とりあえずφ2.25mmかあればいいのかなかなぁと考えていますが、どうなんでしょ?
  • 今度仕入れてレビューしてみようと思いますが、これは使えそうだと思う方は自己責任でお願いしますよ!
  • 話はそれましたが…
  • まず始めは、ベリー(お腹の)アイをプライヤーやペンチを駆使してループを作成します。
  • ベリーアイを作る位置は、治具のフロントアイとテールアイから同じ長さになるようにワイヤーを置いた状態で、テールアイの位置でベリーアイを作ります。
  • 慣れてくると簡単にできるようになると思います。
  • こんな感じになればオッケーですね!
  • ベリーアイの釘にループをはめ、縦になったワイヤーを二本の釘に間に通して前後に折り曲げます。
  • 手で簡単に曲がりますが、膨らんでしまうのでもう片方の手を添えるときれいに曲がります。
  • フロントとテールアイの釘にワイヤーをかけて90度くらいに曲げます。
  • 曲げた位置にプライヤーを入れて曲げると短くなるので注意
  • 下記の画像のようにするとほとんどの場合、治具にハマらなくなるので焦らずに!
  • ワイヤーループプライヤーを使うとループの作業時間も出来栄えも精度をもかなり向上しますのでぜひ入手していただきたい一品です。
  • ただし、ちょっとしたコツがあるので何度か練習した方がいいです。

  • 一番多いミスは、曲げる位置の長さを考えずに作業し全体的に短くなってしまうこと!
  • 少しくらいの調整はベリーアイの立ち上がり部分を開けば微調整できますが、ピタッと決めたい人は何度も失敗を繰り返し練習すべきです。
  • 曲げる位置を失敗してフロントアイが短くなったパターンがこれ!
  • 硬質のステンレスワイヤーを一度曲げてしまうと修正するのが結構大変なので一発で決めるには何度も練習あるのみです。
  • 曲げる位置を下の画像のように若干ずらすとイイです。
  • プライヤーをずらす位置は失敗を繰り返しながら体で覚えるのが最短かもしれません。
  • 曲げる位置がピッタリとハマると上の画像のようになります。
  • 全部のループが完成したら治具からワイヤーを外して曲がりなどを微調整すればミノーの骨格となるアイの完成です。
  • 画像と文章で説明してもかなりわかり辛いと思うのですが、何本か作ってみるとだんだん慣れてくるので頑張ってみてください。

フロントアイとテールアイの補強

  • 完成したワイヤーループはそのまま内部構造線として入れても問題ないですが、フロントアイとテールアイをフライタイイング用のスレッドで補強します。
  • スレッドでの補強は気持ちの問題かもしれませんがこうすることによって内部構造がより安定するので少しの手間ですが取り入れる価値はあると思います。
  • ちなみにベリーアイにはスレッドを巻きません。
  • ベリーアイにスレッドを巻くと微調整ができなくなるのでやめます。

まとめ

  • ステンレスワイヤーは硬質を使うべきだと思います。
  • 治具があると同じものが量産できるので是非作ってほしいです。
  • 治具を信じてそのまま曲げてしまうと長短の誤差が生じるので焦らず、治具に合わせながら慎重に曲げよう!

次回はミノーのブランクを作るところから、できればアルミテープの貼り方について書いてみようと思います。興味がある方はブランクの作成編に進んでみてくださいね!

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご質問等がありましたらこちらからどうぞ!

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