ランディングネット2023.ver・・・型枠の作り方編

ランディングネット

こんにちは!

ハンドメイド工房虹雨(R&R)の雨(あめ)です。

昨年のいつだったか忘れましたが2022.verをデザインしましたねぇ…
なんやかんやと時が過ぎてしまい、そのデザインしたものの場所もわからなくなったので改めてデザインから始めたいと思います。

ランディングネットを作成する記事も大分増えたのでいつかまとめないとわけがわからなくなりそうです…(泣)

雨が住んでいる北海道の道東地域はトラウトフィッシングの対象が大小様々なので大きめのランディングネットを使う人が多いと思います。

大は小を兼ねるってことなんでしょうねぇ…
かく言う私、雨も大きめのランディングネットを使っています。

いつもボウズか、釣れたとしてもチビっこばかりなのでランディングネットを使うことは少ないのですが、近所の川や湖には50up以上から、間違うと?70や80を超えるネイティブトラウトが普通にいるので侮れないんです。

今回は主に本流・湖用のランディングネットを作っていきます。
自作のランディングネットを作りたい方は是非参考にしてくださいね!
それでは本題に入ります。

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本流・湖用ランディングネットのデザイン

  • ランディングネットのデザインに限らずデザインは本当に難しい作業です。
  • 自分が思い描く物を理想通りに作れる人はやはり天才なんでしょうね!
  • 雨にはそんな天才的な能力はなさそうなのでむりをせず無難なデザインに徹することにしています。
  • まず、ランディングネットの大きさを決めます。
  • 雨が仕入れているフレーム材の長さが1500mmなので概ね全長600mmのランディングネットが限界です。
  • グリップに重なる部分を短くすれば、あと50mmくらいは大きくできそうですが強度的に問題あるかなぁと思うのでやめてます。
  • もう一つの方法としてフレーム材を繋ぎ合わせて作る方法もありますがやはり強度が落ちてしまうので15mm幅のフレーム材ではやめた方がいいと思います。
  • 18mm幅のフレーム材ならなんとかなるかもしれないですね…作ったことないので想像です。
  • 大きさを追求すれば重くなるし手返しが悪くなることを理解した上で作るべきだと思います。
  • 以上のことが基準となってデザインすることになります。
  • 最近はjwcadを使ってデザインしていましたが今回は手書きで型紙を作りました。
  • 手書きと言っても定規やコンパスなどは使ってますよ!
  • 出来上がりをみると今までものと見た目はあまり変わり映えしてないですが、絶対に同じものではないです!
  • せっかく型枠を作るので他に2種類デザインしました。
  • 本流・湖用のカーブとストレートタイプ、渓流用のカーブタイプの3本準備しました。
  • ランディングネットを作る際、内枠だけで作る人が多いと思いますが外枠も使っています。
  • 実際、外枠はなくても作成可能ですが接着強度upと歪み防止のため外枠を使って作成しています。
  • 型枠はそれなりに精度が要求されるので難しいと思う人は内枠だけで作ることをおすすめします。
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型枠の作成

  • 型枠に使う材料は15mm厚の合板を使っています。
  • フレームの幅に合わせて型枠材の厚みを選択することが大切です。
  • 型紙からトレースした線に沿って電動糸鋸とバンドソーを使ってカットしました。
  • 糸鋸は下記リンクの古いバージョンを使っています。
  • 今回の型枠に使った合板が900㎜×600㎜だったので糸鋸の懐が足りなくなって試行錯誤しながらのカットになりました。
  • 手作業での大変さを考えれば全然問題ないですが…
  • トレース線が消えないようにカットし、後でベルトサンダーなどを使って微調整した方が断面が綺麗に整えられると思います!
  • 糸鋸やバンドソーは曲線をカットすることができますが、波打ってしまうことが多いので面倒な作業ではありますが精度を上げるには必要な作業だと思っています。
  • 内枠と外枠の間隔は、2mm厚のフレーム材を3枚挟んで固定するのでを6mmの間隔を考慮してカットします。
  • 暖房設備のない作業場はマイナス10℃を超える極寒でかなり過酷です。
  • 型枠をカットするのに使える道具としてバンドソーもお勧めです。
  • 雨が使っているバンドソーはRYOBI の卓上バンドソー TBS-80です。
  • 糸鋸よりも直進性がいいので型枠の外周をカットするにはかなり重宝します。
  • しかしながら、内枠の切り抜きをする場合に鋸刃を通すことができないのでここは糸鋸にはかないません。
  • 今回意識したのはグリップのRの締め付けをしやすくするためにクランプの当たり部分に切り欠きを入れました。
  • これによってカーブのキツイ部分の締め上げが容易になる予定です!
  • トレース線を残してカットした材料をベルトサンダーで仕上げます。
  • ベルトディスクサンダー BDS-1010紹介の記事を書いていますので参考にしてください!
  • ベルトサンダーがあるとないとでは作業効率とクオリティにかなりの差が生まれると思うので本気でランディングネットを作ろうと考えている人は絶対に欲しい道具のひとつになると思います。 
  • 型枠の切り出しが完了しました!

型枠の組立

  • 型枠の背板に廃材として捨てられていたプラ板を使いました。
  • せっかくなのでもう一本作りました。
  • 背板は合板でもいいのですがフレームを接着する際に接着剤がはみ出して固まってしまい外れにくくなるので型枠と背板に100均などで売っているOPPテープで養生しました。
  • なんせ、エポキシが簡単に剥がれる処置をしておかないと後で大変な目にあうのでしっかり養生しましょ!
  • 今回使ったプラ板?の材質がわからなかったので、養生しなくてもエポキシ接着剤が簡単に剥がれたらいいなぁと思い、端材を使って実験しましたが予想通りガッツリ接着されて手作業では全くびくともしないほど固まってしまいました。
  • やはりOPPテープでの養生は不可欠ですが面倒だなぁと思う方はエポキシを使って接着する際にサランラップなどを被せてもいいかも知れないですね!
  • まだ実験してないのでここは自己責任でお願いします。
  • 背板の大きさは型枠がはみ出ない程度にカットします。
  • 背板と内枠を固定しますが、接着剤ではつかないので4か所ボルト止めします。
  • これで型枠が完成しました。

とりあえずまとめ

  • 今回は本流・湖用ランディングネットの型枠に特化して記事を書いてみました。
  • 型枠はランディングネットの基本的な形作りには欠かせないと考えているので、自分なりに妥協せずに作っています。
  • 本当にここまで必要なのかと言われるとあまり自信がありません。
  • 以前、雨も外枠を使わずに作っていましたし、外枠を使わなくても歪みのないランディングネットを作っている方もいるので固定する方法を工夫すれば可能だと思います。
  • 型枠の精度は出来上がりに直接影響が出るので妥協しないことが重要です。
  • 気になる点は何度でも修正を入れて完成を目指しましょ!
  • 今回、型枠に15mmの合板と背板に6mmのプラ板(廃棄されてた物)を使いましたが材質によってエポキシ接着剤か外れなくなる可能性もあるのでしっかりと養生します。
  • 百均などで売っているOPPテープがいいと思います。
  • 要するにエポキシ接着剤が硬化しても接着されないポリプロピレンを使えばいいということになります。
  • OPPテープを貼って接着すれば乾燥後も型枠から外すことはできますがせっかく張ったOPPテープが一緒に剥がれてしまいまた貼りなおすことになるのでこの上からラップをかけて養生してみようと思います。
  • ここまでお付き合いしいただきありがとうございました。
  • 次回は曲げ作業から接着・・・粗削り辺りまで行きたいですねぇ!

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